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[2001年12月号]

 
■長嶋茂雄前監督に県民栄誉賞を

 9月議会本会議での一般質問である保守系議員は、長嶋茂雄前監督に県民栄誉賞を授与するよう知事に要望を致しました。いつ発表があるかと楽しみにしておりましたが、はや2ヶ月近くになります。
 この間、県は11月21日に今年8月カナダのエドモントンで開かれた世界陸上選手権大会で、男子ハンマー投げ競技で銀メダルを獲得した室伏広治選手に知事賞を贈りました。出身は静岡県だが、高校時代は成田高校に在学していたのが授賞理由とのことです。

 県民栄誉賞(これまで、高橋尚子、鈴木大地、パラリンピックの陸上金メダルの荒井のり子の3名受賞)と、県知事賞(これまで24名受賞)があることを知りました。しかし、佐倉市に生まれ、佐倉一高を卒業した郷土出身の長嶋茂雄前監督がいずれの賞にも浴していないのは不可解と言わざるを得ません。

 プロ野球界で国民栄誉賞を受賞したのは、王貞治と衣笠祥雄の2名だけですが、長嶋茂雄もミスタープロ野球と言われるほど、負けず劣らずプロ野球発展に貢献したと考えます。世界記録こそないものの、首位打者6回、本塁打王2回、打点王5回、最優秀選手5回など数多くの成績を残しました。また、千葉県人らしい根っからの明るさ、人生を前向きに生きること、努力することの尊さなども教えてくれました。
 巨人ファンとは言えない私でも、昭和49年の引退セレモニーでは、テレビを前にして涙してしまった程です。

 長嶋茂雄は、プロ野球界いやスポーツ界全体の最も輝けるスターの一人であったと言えます。長嶋茂雄の名は永久に不滅です。
 したがって、監督としてもグラウンドを去った今年、私個人としては国民栄誉賞こそふさわしいと考えますが、その前にまず、県民栄誉賞を授与すべきであると考えます。

 この問題については、12月10日午後2時頃からの本会議一般質問で取り上げる予定です。


西尾憲一
西尾憲一の願い 個人の尊厳・人格の尊重ということを考え方の根本にすえて、高齢者や障害者などの社会的弱者にも配慮した自由主義社会の実現、千葉県の発展、船橋市民の幸せのために全力を尽くします。