議会活動・活動報告バックナンバー

[2005年2月号]

■愛知万博期間中韓国人によるスリ、強盗にご注意

 小泉総理は、昨年7月に行われた日韓首脳会談後の記者会見において、今年開催される愛知万博に合わせ、開催期間中の3月から9月までの間、来日する韓国人の観光客に対して査証(ビザ)を暫定的に免除することを表明いたしました。
 査証の免除により、韓国人の観光客が増加することが十分予想されますが、それと相俟って韓国人のスリ団の入国が懸念されるところです。
 平成2年に大阪で花の博覧会が開催されたときや、平成14年の日韓でのワールドカップ開催に際しても査証を免除しましたが、スリの被害が急増したとのことです。警察庁のまとめによりますと、平成15年中の武装スリ団を含めた外国人による全国のスリ事件の検挙件数は約850件で、この内、韓国人スリ団によるものが80パーセントを占めているとのことです。
 韓国スリ団は、3〜4人でグループをつくり、雑踏の中などで女性や高齢者のバッグや鞄から財布を抜き取ったり、被害者を取り囲んで鞄を切り裂き金品を奪い取ったりするなど、その手口は荒いものと聞いています。千葉県におきましても、一昨年3月、松戸市内で主婦が韓国人スリ団の3人に囲まれて鞄の中から現金の入った財布を抜き取られた事件が発生しているほか、昨年は、韓国人を含む外国人によるものと思われるスリ事件が、約80件発生しているとのことです。
 また、被害者が抵抗したり、警察官に逮捕されそうになると、催涙スプレーをかけたり刃物を振り回して逃走を図るなど、きわめて悪質であるとも聞いています。
 本県は、成田空港を擁しており、昨年12月現在において、ソウル、釜山からの就航は1日23便にも及び、その数は、羽田空港や名古屋空港の数倍となっております。こうしたことからも、万博開催県ではありませんが、韓国人スリ団の流入県となることが懸念されるほか、本県でも実際に被害が発生していることに鑑みれば、必要な対策を講じていかなくてはならないと考えます。
 県警に対して、愛知万博開催期間中の韓国人によるスリ、強盗対策を強く求めて参りますが、県民の皆様も身の回りや戸締りには十分ご注意下さるようお願い致します。