議会活動・活動報告バックナンバー

[2005年7月号]

爆音暴走行為の取締りを

 最近少なくなってきているとはいえまだまだ多いのが、オートバイや四輪車による爆音暴走行為です。特にこれからは、季節も暑くなり学校も夏休みに入る関係で、暴走行為が増えることが懸念されます。

 県警では、徹底した暴走族対策を講じ、平成16年中に暴走行為者等約3,600人を検挙し、26グループを解体したとのことです。
 こうした県警の厳しい取締により、集団暴走は減少傾向にあるとのことですが、本県における暴走族は、グループの小規模化が進む一方で、友好関係にあるグループ同士が頻繁に合同暴走を敢行するなど、依然として活発な動きを見せているとのことです。一度、合同暴走が敢行されますと、信号無視や二輪車の後部座席に乗車する者が金属バット等を振り回すなど、交通の危険を生じさせるだけではなく、必要以上のマフラーのカラ吹かしや欠陥マフラーによる爆音によって、多くの住民に多大な迷惑をかけております。
 掟が厳しく、束縛を嫌う若者が増加し、暴走族に入らなくなっている傾向も窺え、グループに属さない小人数による爆音走行行為が市街地で頻発しており、これらに対する苦情や取締り要望が多く寄せられていると聞いております。私も自宅に居る時に爆音をたびたび耳にしましたが、深夜でもあり、広範囲に鳴り響き、とても寝ていられるような状況ではありませんでした。
 こうした現状を踏まえ、地域住民に多大な迷惑を及ぼす爆音暴走行為について徹底した取締りを要望して参ります。

 なお、最近、車両の窓ガラスに着色フィルムを貼付した車両が多くみられます。こうした車両は、運転者自身の視野を妨げ、交通事故に結びつく危険性が高いと考えます。
 また、歩行者においては、運転者の動きが分からず、交差点の歩行者用灯器が青でありながら危険を感じて横断を躊躇したり、あるいは、他の車両の運転者においては、着色フィルムを貼付した車両が直近にいる場合には、車両の窓越しに周囲の交通状況を確認しようにも、それができないといったこともあるわけです。その他、着色フィルムを貼付した車両を利用して、ひったくり等の犯罪が敢行される危険性も十分にあると聞き及んでいます。
 交通事故を一件でも減少させ、死者等の犠牲者を増やさないためにも、着色フィルム貼付車両に対する取締りは、極めて重要であると考えます。