議会活動・活動報告バックナンバー

[2007年11月号]

私の目指す千葉県像 第1回(3回にわたって掲載いたします)

 「人と地球に思いやりを」政治の使命は、国を守り治安を維持するだけではありません。全ての人に人間らしい生活を保障するところにあります。一人でも多くの方に幸せになって頂くために、政治があると考えます。今後とも、個人の尊厳・人格の尊重ということを考え方の根本に据えて、高齢者や障害者など社会的弱者にも配慮した自由主義社会の実現、千葉県の発展と県民の幸せ、地球環境の保全に、微力ですが全力を尽くしてまいる決意です。

 福祉の充実は勿論のことですが、近年、地球温暖化をはじめとする環境問題が、人類の生存に関わる深刻な問題となってきております。環境と福祉の両者を融合させ、ともに向上・発展させていくことが、21世紀において取り組むべき世界の最大の課題であるといわれています。なぜなら、環境も福祉も人間を大切にする、他人に優しくするという心が根底にあるからです。20世紀の「福祉国家」から、21世紀は「環境福祉国家」の建設です。したがって、本県においても「環境福祉県」を目指すべきであると考えます。

 なお、福祉を充実させ、また環境を整備するためには財源が必要となりますが、新しい産業の育成や企業誘致等により商工業を振興し、農林水産業の衰退の防止に努め県内経済を活性化すると同時に、厳しい財政事情の下、選択と集中・民間活力の導入等により行財政改革を一層すすめていく必要があると考えます。

◆私の実現したいこと

1、今年、ノーベル平和賞を受賞したアル・ゴア元アメリカ副大統領は、「私は地球温暖化とは言わず、気候クライシス(気候危機)と呼ぶ」と述べています。温暖化問題を県政の最重要課題の一つと考え、全県を挙げて取り組むために、地球温暖化対策条例を制定します。本県でも、地域から地球環境の保全に貢献するため、地球温暖化防止計画「ちばCO2CO2ダイエット計画」を策定していますが、議会を含む県全体の強い意思表示にはなっておりません。国が掲げる環境立国、2050年までに温室効果ガスを1990年比で50%削減するという目標に積極的に協力し、「地球環境先進県」として日本をリードすることを目指すべきであると考えます。

2、