議会活動・活動報告バックナンバー

[2009年4月号]

森田新知事に望むこと

 森田健作様、県知事選当選おめでとうございます。千葉県は、課題が山積致しております。私の意見も、多少なりとも取り入れて頂ければ幸いです。

 今、地球温暖化は人類の生存に関わる深刻な問題となってきております。森田健作新知事が、この問題にどれだけ真剣に取り組まれるのか分かりませんが、地球温暖化対策条例を制定し、地球環境先進県として日本をリードして頂きたいと考えます。

 地域医療についても同様です。県民の命と健康を守るという立場として、県は積極的に手を差し伸べるべきと考えます。今日の医療崩壊は、医師不足によるところが大きいと言われます。本県には医学部は一大学にしかありません。そこで、県立医科大学を創り、県内で働く医師を増やすべきです。

 野田市での公開討論会で、県立医科大学の必要性について、○×式の質問がありましたが、5人の候補者中、共産党推薦の八田氏を除く4人が賛成でした。新知事も賛成していたわけであり、是非実現に努力して頂きたいと思います。

 防災対策も然り。新知事は、治安担当の副知事を起用するとしておりますが、犯罪はピーク時に比べて3〜4割減っています。東京湾北部地震が発生した場合、県内でも死者1391人、死傷者4万2千人、避難者145万人と予測されています。学校等建物の耐震性の強化と併せて、防災局の設置や消防の一元化等防災体制の強化にも取り組んで頂きたいと思います。

 また、タバコが原因で病気になり亡くなる方は全国で年間20万人を超えると言われます。神奈川県で受動喫煙防止条例が3月制定されましたが、本県でもタバコの害から県民を守る必要があります。条例制定に努力して頂きたいと思います。

 なお、群馬県で建設されている八ッ場ダムについては、知事選の争点にすることができず、また、新知事が当選後、建設の続行を支持されたことは、残念としか言いようがありません。多額の県費が使われていますが、治水・利水上の必要性が失われています。21年度からは、ダムの本体工事が始まる予定ですが、貴重な自然や森を破壊してまで造る必要はありません。無駄なお金を使うべきではなく即刻中止すべきです。

 これからも、千葉県の発展のために、船橋市民の幸せのために、そして地球と人類のために一生懸命努力をしたい、その思いは変わりません。なにとぞ、皆様の温かいご理解とご支援を心からお願い申し上げます。安心と希望、そして夢の持てる千葉県と船橋を創るために。