議会活動・活動報告バックナンバー

[2011年2月号]

人の痛みが分かる政治を

  先の知事選挙から早や2年になります。多くの市民県民の方から、県議会に復帰をして、知事選で掲げた公約を少しでも実現してほしいという要望を多数いただきましたので、再度県議会議員選挙に立候補する決意を致しました。皆様の変わらぬご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

 民間企業の昨年度の平均給与が406万円で、前年より6%、24万円減ったのに、県職員は手当を含めて751万円です。知事、県議の報酬は半減すべきです。それでも、それぞれ約1150万円、720万円になり、知事は1期4年で4000万円の退職金が、また、議員には月40万円の政務調査費があるからです。また、公務員の人件費を2割削減し、議員定数も現行の95から70に減らすべきです。さらには、県民税の5%減税を提案します。

 今、地球温暖化は人類の生存に関わる深刻な問題となっております。地球温暖化対策条例を制定するとともに環境分野の産業育成にも力を入れ、地球環境先進県として日本をリードするよう求めていきたい。

 今日の医療崩壊は、医師不足によるところが大きいと言われます。本県には医学部が千葉大学にしかありません。そこで、県立医科大学を創り、県内で働く医師を増やすべきです。同時に高度医療産業は日本経済の成長産業になるといわれます。県立がんセンターを中心に集積を図っていくべきです。

 タバコが原因で病気になり亡くなる方は、全国で年間20万人を超えるといわれます。神奈川県では昨年、受動喫煙防止条例が制定されました。本県でもタバコの害から県民を守る必要があり、条例制定に努力したい。

 東京湾北部地震が発生した場合、県内でも死者1391人、死傷者4万2千人、避難者145万人と予測されています。学校等建物の耐震性の強化と併せて、防災局の設置や消防の一元化等防災体制の強化にも取り組みます。

 公立中学校ではなく私立を希望する生徒・父兄が増えています。公立・私立の格差を解消するために、ゆとり教育を見直し、土曜日の授業再開を隔週から検討すべきであると考えます。

 近年、小・中・高等学校の児童・生徒の不登校、大人の引きこもり等が深刻な社会問題となっています。児童・生徒の教育の機会均等を確保する必要があります。その一つとして、完全インターネット利用による公立学校の創設を提案します。

 交通渋滞地域と交通不便地域の解消。船橋駅周辺の渋滞解消策としては、天沼公園に地下駐車場を造ることも検討すると同時に、東葉高速鉄道の東海神駅と飯山満駅の間に新たな駅を設け、交通量の分散を図ることも必要です。また、県道下総中山停車場線については、電柱地中化が望ましい。交通不便地域については、野田市の「まめバス」のようなコミュニティバスの運行が必要と考えます。